年 工期:6ヶ月
内陣欄間の金箔の剥落の為、掻き落とし、漆下地をつけ直し、漆を塗り、金箔の貼り直し
江戸時代に建てられた、和歌山の港町加田の街中にある西山浄土宗寺院の本堂で、内陣は漆塗り、欄間は金箔で仕上げられた荘厳な造りの寺院でした。 剥落した金箔を剥がすと、幾度も塗り直された一番下からは彩色の層が出てきました。一番最初に作られた時には彩色が施され、それが風化すると木の保護の為に漆を塗り重ねて行ったのだろうと考えられます。